遠い風近い風[畑澤聖悟]自分の足下
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「こなたは世間を汚らわしい卑賤なものだと云われる、しかし世間というものはこなた自身から始るのだ」
山本周五郎の短編小説「武家(ぶけ)草鞋(わらじ)」の終盤。人間不信に陥って隠棲(いんせい)した若い武士が、世間の汚さに耐えられないと嘆く。そこで、家主のご隠居に説教されるのだ。
「廉直、正真(しょうしん)は人に求めるものではない」「問題はまずあなただ」
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