なかいち開業から10年(上)商業の苦境、好転ならず 仲小路は客層が広がる
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秋田市中心部の再開発事業地区「エリアなかいち」が2012年の開業から10年を迎えた。空洞化の一途にあった中心街ににぎわいを取り戻そうと、事業費135億円の8割を市、国、県が負担し、商業施設や県立美術館、市にぎわい交流館などを整備。併せて市は周辺の商業の活性化に向け、事業者への出店補助なども実施してきた。こうした取り組みは、10年間で街にどんな変化をもたらしただろうか。2回続き。
◇ ◇
なかいち整備前、中心市街地は商業の著しい衰退に歯止めが利かない状態だった。
市中心市街地活性化基本計画(08~14年)によると、中心市街地の小売業の年間商品販売額は1994年に1千億円を超えていたが、2004年には500億円台となり、10年間で半減。小売業の従業員数や売り場面積、周辺の人の往来も一貫して減少基調にあった。
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