タンパク質「SKAP2」が大腸炎症抑制 秋大チーム発表

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SKAP2の研究を進める高金技術職員(手前)と田中教授
SKAP2の研究を進める高金技術職員(手前)と田中教授

 タンパク質の一つ「SKAP2」が、大腸の過剰な炎症を抑える働きがあるという研究結果を、秋田大学大学院医学系研究科の田中正光教授=分子生化学=らの研究チームが発表した。潰瘍性大腸炎やクローン病といった慢性炎症から発生するがんのメカニズムの一端が明らかになり、効果的な治療につながることが期待されている。

 研究チームがSKAP2を欠損させたマウスと通常のマウスに発がん剤を投与し、大腸炎を誘発する薬剤入りの水を与えたところ、欠損マウスには1週間ほどで血便の症状が見られた。70日後、欠損マウスの大腸には通常マウスに比べ3倍の数の腫瘍が発生。腫瘍の大きさも上回った。

 またSKAP2は「SHP―1」「SPH―2」という酵素と結合し、炎症を引き起こす物質を過剰に作らせないようにすることも分かった。

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