186棟浸水の五城目町「後片付け、いつ終わるか…」 大雨被害、田畑も深刻

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畳の撤去など後片付けに追われる五城目町富津内地区の住民
畳の撤去など後片付けに追われる五城目町富津内地区の住民

 13日にかけて記録的な大雨となった秋田県内は14日、雨が上がり、浸水被害を受けた住民が家屋や家財道具などの泥落としなど後始末に追われた。冠水した田畑の多くで水は引いたものの、流木が積み重なったり、作物が泥に覆われたりするなど、被害の深刻さを物語る風景が広がった。

 700人余りに最高レベルの避難情報「緊急安全確保」が発令された五城目町では、内川川と富津内川の氾濫で住家など186棟が浸水した。内川、富津内の両地区の住民は14日朝から、家の清掃やごみの運び出しなどに汗を流した。

 内川地区の会社員沢田石一仁さん(55)は、自宅の床上に泥水が浸入し、車庫と倉庫にも水が流れ込んだ。農具など一つ一つに付いた泥を水で洗い流しながら話した。「後片付けがいつ終わるか見通しが立たない。生きてきた中で一番被害が大きい。例年は大雨が降っても浸水しなかったので、今回も自分の家は大丈夫だろうと思っていたのに」

 富津内地区では、下山内集会センターが床上浸水し、住民が畳や座布団などの備品を外へ運び出した。下山内町内会の大石守会長(71)は「4年ほど前にも大雨で浸水したことはあったが、今回は想定外の早さで水かさが増した。集会センターが元通りになるには、まだ時間がかかりそうだ」と嘆いた。

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