花輪ばやしの魅力を世界に 米国人研究者、国際評議会で発表へ
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国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の「花輪ばやし」を研究している米国出身の三味線研究家コリーン・クリスティナ・シュムコーさん(37)=千葉県松戸市=が、21日からポルトガルで開催される国際伝統音楽評議会にオンラインで参加し、研究成果を発表する。シュムコーさんは「世界の人々に花輪ばやしの魅力を伝えたい」と話している。
シュムコーさんは米国シカゴ出身で2009年に来日。東京芸術大学で博士号を取得し、邦楽を研究している。松戸市に住む鹿角市出身者と知り合ったのを機に18、19年の花輪ばやしに参加し、舟場町の屋台で三味線を演奏。体が自然に踊り出すお囃子(はやし)に魅せられ、研究を始めた。21年度から日本学術振興会の科学研究費助成を受けている。
花輪ばやしの音楽的な価値と歴史、地域コミュニティー形成に果たす役割をテーマに研究を進めており、国際伝統音楽評議会では「高級芸術としての日本の祭りばやし」の題目で約20分間発表する。
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