秋田の食:カスベ煮 甘辛い夏のごちそう

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干しカスベを甘辛く煮た「カスベ煮」。彩りにショウガを添えた

 今回はカスベの干物を甘辛く煮た「カスベ煮」を紹介します。軟らかく煮込んだ身とコリコリした軟骨が特徴で、コラーゲンも豊富です。冷めてもおいしく、暑い時期でも傷みにくいため、昔は夏のごちそうでした。

 カスベはガンギエイ科の魚の総称です。語源は諸説ありますが、煮ても焼いてもおいしくない「魚のカス」という意味や、アイヌ語の「カシュベ」「カシュムベ」からきているとされます。体内でアンモニアを発生させるため、調理法が確立されていない時代は臭みが強く敬遠されていました。臭みを除き、おいしく調理する方法が広まったことで、食用として好まれるようになりました。

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