参院選6候補、市街地や農村で支持訴え 公示後初の週末

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公示後初の土曜日。候補者に向かって支持者らが手を振った(写真は一部加工)
公示後初の土曜日。候補者に向かって支持者らが手を振った(写真は一部加工)

 参院選は25日、公示後初の土曜日を迎えた。秋田県選挙区(改選数1)には、NHK党新人の本田幸久氏(40)、共産党新人の藤本友里氏(43)、無所属新人の村岡敏英氏(61)、自民党現職の石井浩郎氏(58)、無所属新人の佐々百合子氏(46)、政治団体「参政党」新人の伊東万美子氏(51)の6人が立候補。市街地や農村地域に入り、懸命に支持を訴えた。

本田幸久候補(NHK党・新)

ポスターを掲示 地道に活動PR
 単独で活動している本田候補は、自らの選挙ポスターを北秋田市内の掲示板に張って回った。党の公式ソングを流しながら選挙カーを運転し、午前中だけで約40枚を張り終えた。「ポスターを通じて、多くの人に党の活動を知ってもらうことが大事だ。地道に続けたい」と話した。

藤本友里候補(共産党・新)

党の歴史に触れ自由と平和誓う
 藤本候補は潟上市と南秋田郡3町と三種町を回った。五城目町の五城館前では梅雨空の下、青の雨具姿で演説。戦前に共産党への寄付を理由に拘留された町出身の作家矢田津世子や、反戦平和を戦前から訴えてきた党の歴史に触れ「自由と平和を貫く共産党を伸ばしてほしい」と訴えた。

村岡敏英候補(無所属・新)

課題解決へ決意 有権者に感謝も
 村岡候補は終日、横手市内で遊説。物価高対策、農業振興などに触れ「現場を回り、秋田の現状を国に訴え、必ず課題を解決する」とアピールした。横手市は30度を超える真夏日。汗を拭いながら演説に耳を傾ける有権者に感謝を伝え、「一緒に秋田を変えよう」と呼びかけた。

石井浩郎候補(自民党・現)

対立候補の地盤 切り崩しを図る
 石井候補は由利本荘市に入った。自民県連の御法川信英会長や地元県議が同行し、村岡候補の地盤切り崩しを図った。大内地区では住民約30人を前に演説。序盤情勢で自身が「やや先行」と報じられたことに触れ「全然リードはない。競り負けているくらいのつもりだ」と支持を求めた。

佐々百合子候補(無所属・新)

選対本部長との連帯をアピール
 佐々候補は選挙対策本部長の寺田静参院議員と横手市などの県南地域を回り、二人三脚ぶりをアピール。「今の政治に、秋田で暮らす私たちの声が届いていますか。私だからこそ聞ける声がある」と呼びかけた。美郷町の街頭では地元の社民党県議もマイクを握り、支持を訴えた。

伊東万美子候補(諸派=参政党・新)

教育や食育など演説で主張展開
 伊東候補は午前に能代市、午後に秋田市を回った。JR秋田駅西口では参政党のメンバー3人と共に、通行人に手を振って党をアピール。子どもの教育や食育に関する主張を展開した。新型コロナウイルスへの対応にも触れ「マスク着用が強制され、自由がない」と訴えた。

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