津波犠牲者遺族「忘れることはない」 日本海中部地震39年

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海岸に弁当や花を手向ける遺族=男鹿市戸賀加茂青砂

 1983年の日本海中部地震から39年を迎えた26日、津波で多数の犠牲者が出た秋田県能代市や男鹿市の現場では、遺族や地域住民らが冥福を祈った。各地で防災訓練なども行われ、災害への備えを確認した。

 東北電力能代火力発電所の用地造成や港の護岸工事などの最中に津波に遭い36人が亡くなった能代市の能代港では、地震発生の午前11時59分に合わせ、慰霊碑前で市主催の献花式が行われた。斉藤滋宣市長が献花した後、遺族や市幹部ら30人余りが手を合わせ、黙とうした。

 北秋田市の旧合川南小学校から遠足に来た児童13人が津波の犠牲になった男鹿市戸賀加茂青砂では、遺族や住民らが海岸近くに立つ「殉難の碑」に祈りをささげた。地震発生時刻になると、遺族は手作りの弁当などを海岸に手向け、「好きなものばかりだよ」と語りかける人もいた。

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