地方点描:故郷の情景[横手支社編集部]
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ふるさとは遠きにありて描くもの。室生犀星の詩の一節を借り、そんなフレーズが思い浮かんだ。
横手市の公民館・十文字西地区館を先日訪れると、昭和初期の当地の四季を描いた水彩画がロビーに並んでいた。田植え、アイスキャンディーの行商、冬の登校…。21枚それぞれに「し~ずかなしずかな里の秋」などの説明が手書きされ、漫画風で素朴な味わいだ。