黄土水の木彫、県立近代美術館へ 故木村泰治さん入手か

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美術館職員と共に寄贈する黄作品を眺める木村さん(左)=4月26日、大館市の木村さん宅

 台湾を代表する彫刻家黄土水(こうどすい、1895~1930年)の木彫レリーフ2点が、秋田県横手市の県立近代美術館に寄贈されることになった。大館市の医師、木村高明さん(80)が所有する作品で、台湾とゆかりが深い祖父の泰治さん(1870~1961年)が求めたものとみられる。

 レリーフは自宅居間の壁に長年飾られていた。これまでほとんど気にかけたことがなかったが、昨年、作品の裏側に祖父の文字で「昭和弐(2)年参(3)月 黄土水作」の墨書があるのを見つけた。

 黄は台北市生まれで1915(大正4)年に東京美術学校(現東京芸大)に留学。大学院に進み、高村光雲ら日本を代表する彫刻家の指導を受けた。20年を皮切りに帝展入選を重ねるなど精力的に作品を発表したが、35歳の若さで都内で病没した。

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