あきた洋上風力最前線:「浮体式」の現場から(1)利点 沖合の強風生かし発電

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 県は、海面に風車を浮かべる「浮体式」の洋上風力発電の導入を検討している。浮体式は土台を海底に設置する必要がなく、水深の深い海域に適しているとされる。政府も導入拡大を後押ししていく考えだ。ただ国内で商用運転をしているのは、現状では長崎県五島市の沖合だけだ。浮体式風車はどのような特徴があり、導入に向けた課題は何か。五島市を訪ね、実情をリポートする。4回続き。

五島市沖に浮かぶ浮体式風車


 海上タクシーと呼ばれる船が水しぶきを上げて海上を突き進む。沖合に向けて走ること約20分。羽根を含めると高さ約100メートルにも達する巨大な風車が眼前に迫ってきた。

 五島市・福江島の東約5キロにある風力発電施設「はえんかぜ」。海面から突き出た支柱に連結された3本の羽根は海風を受け、緩やかに円を描く。

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