人権や禁止薬物、五輪に残る禍根 権力が批判封殺「沈黙の時代」に

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IOCのバッハ会長の記者会見に集まった各国の報道関係者ら=18日、北京(共同)
IOCのバッハ会長の記者会見に集まった各国の報道関係者ら=18日、北京(共同)

 中国の人権状況を問題視する欧米各国の「外交ボイコット」で幕を開けた北京冬季五輪は、当局による批判封じや、ロシア出身選手から禁止薬物が検出されるなどの問題が次々に浮上。五輪の今後に禍根を残すことになり、欧米メディアでは批判的な論調が目立った。

 2024年にパリ夏季五輪を控えるフランス。有力紙ルモンドは、中国の習近平国家主席が自由に関する自らの規範を国内外の人々に押し付けられることを証明したという点で、今回の五輪は歴史に残ると論じた。

 選手だけでなく、スポンサーも新疆ウイグル自治区や香港の状況への批判を禁じられたことにも言及。習氏が開幕時にロシアのプーチン大統領と会談し、国際関係は「新たな時代」に入ると宣言したことについて「人権に関する沈黙の時代だ」と警鐘を鳴らした。

 米国では、ロシア・オリンピック委員会(ROC)のフィギュアスケート女子カミラ・ワリエワ(15)のドーピング問題を巡り、ロシアや国際オリンピック委員会への批判的な論調が支配的だ。

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