向川桜子選手「応援に背中押された」 けが乗り越え4本“完走”
有料会員向け記事
お気に入りに登録
北京冬季五輪のアルペンスキー女子2種目に出場した横手市の向川桜子選手(30)=富士フイルムBI秋田=が16日、秋田魁新報社のオンライン取材に応じ「五輪で多くの人にレースを見てもらい、競技のことを知ってもらえてうれしい。応援に背中を押してもらい、大きな力に変えられた」と万感の思いを述べた。今後は痛めた両膝のケアに努めながら、トレーニングを続ける。
オーストリアからトルコ経由で1月30日に北京入り。2日後の初練習で転倒し、両膝骨挫傷のけがを負った。人工雪を固めた新設コースで「雪の感覚が変だった」という。怖さを感じたが、1日休んだだけで治療しながら練習を続け、7日の大回転に臨んだ。
今シーズンは回転に絞っていたため、大回転のレースは約1年ぶり。コースへの不安もあったが「ゴールしたい」という思いでスタートし、滑り切った。「膝は思ったより大丈夫だった」
2本目も最後まで滑り、笑顔を見せた。「みんなから、あのシーン良かったねと言ってもらえた」。だが首位から11秒08も遅れて31位でのゴールに「(笑顔は)照れ隠しだった」と明かした。
この記事は「有料会員向け記事」です
(全文 992 文字 / 残り 525 文字)
有料会員(新聞併読、電子版単独、ウェブコースM・L)への登録が必要です。ウェブコースS(無料)では全文表示できません。