米ニューメキシコの博物館にナマハゲ 男鹿を愛する教授が協力
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「来訪神 仮面・仮装の神々」の一つとして2018年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された伝統行事「男鹿のナマハゲ」が、米国の博物館で紹介されている。日本の妖怪と文化をテーマにした企画展の中で、面と衣装を展示して「神様」「畏怖をもたらす存在」と説明。海を越えてナマハゲが知名度を高めている。

ナマハゲを紹介しているのはニューメキシコ州サンタフェの「ミュージアムオブインターナショナルフォークアート(国際民俗芸術博物館)」。「悪い子はいねぇが」「お山さ連れていくぞ」を英語でつづった文章と共に、男鹿市の面彫師・故石川泰行さん(本名・守三)が手掛けた面や、包丁、衣装を飾っている。
ナマハゲは妖怪ではなく「祭事に登場する畏怖の対象」とし、大みそかの行事、観光行事のなまはげ柴灯(せど)まつり、ユネスコの無形文化遺産登録なども紹介している。
企画展には、男鹿市でナマハゲ行事を体験したこともある米国の民俗学研究者マイケル・フォスターさん(56)=カリフォルニア大学デービス校教授、東アジア言語文化学科長=が協力している。

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