感染急拡大の横手、保健所対応に限界 医師会「垣根越え体制整備を」

有料会員向け記事
お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
自宅療養者に電話で健康観察する小野崎会長=湯沢市の小野崎医院
自宅療養者に電話で健康観察する小野崎会長=湯沢市の小野崎医院

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、秋田県内では22日から無症状や軽症の感染者らを対象に自宅療養が始まった。感染者が多い横手保健所管内では、地元と隣接する医師会が連携して対応するが、保健所からの情報提供が追い付かない状況も生じた。自宅療養をさらに進めるには、効率的な体制を全県で整備していく必要があるとの声も出ている。

 県はこれまで、感染者は症状に応じて入院か宿泊療養施設入所を原則としていた。今月中旬からの感染急拡大で、19日に自宅療養の導入を決定。「無症状か軽症で40歳未満」「重症化リスクが少ない」といった条件を満たす場合に、家庭環境も考慮した上で自宅療養を認めている。

 22日以降、400人を超す感染者が確認された横手保健所管内。横手市内の宿泊療養施設を運営する横手市医師会と湯沢市雄勝郡医師会が、連携して自宅療養者への対応に当たる。両医師会管内の診療所の医師計36人が約190人を担当(28日時点)。原則1日2回、電話で体調を確認している。

 無症状か軽症の感染者については、保健所の情報に基づいて両医師会が宿泊療養か自宅療養かを判断し、各診療所に担当を割り振っている。湯沢市雄勝郡医師会の小野崎圭助会長(湯沢市、小野崎医院院長)によると、保健所からの情報提供が遅れ、実際に医師による健康観察が始まったのは26日からという。

秋田の最新ニュース