「白瀬の夢、終わらせない」 南極冒険の阿部雅龍さんが帰国

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冒険を終え、取材に答える阿部さん

 昨年11月中旬から今月11日まで南極を歩き続けた冒険家の阿部雅龍さん(39)=秋田市生まれ、潟上市育ち、東京都住=が23日夜、帰国した。中継点のチリに滞在していた20日にオンラインで取材に応じ、目標の南極点に到達できなかった悔しさをにじませつつ「皆さんに背中を押していただいた」と応援への感謝を述べた。

 阿部さんは、南極点を目指した日本人初の南極探検家・白瀬矗(のぶ)(にかほ市金浦出身)の最終到達地点である大和雪原(ゆきはら)を昨年11月19日に出発。南極点到達から南極横断山脈越えに目標を切り替えたが、悪天候などのため今月11日に断念を表明した。

過酷な一人歩き「皆さんに背中を押していただいた」


 白瀬の足跡をたどり、かなわなかった南極点到達を実現させることを目標に冒険活動を続けてきた阿部さん。2018年11月に経験を積むため初めて南極に挑み、19年1月にかけて西沿岸から約920キロを歩いて南極点に到達。2度目の南極冒険となる今回を「冒険人生の集大成」と位置付け、白瀬の夢を引き継ぐ思いで臨んだ。

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