「市長より存在感」…長期化に議会NO 秋田市の副市長人事
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31日で任期満了となる秋田市の石井周悦副市長(66)を再任する人事案が、20日の市議会臨時会で反対多数で不同意とされた。秋田市議会で当局提案の案件が否決されるのは異例。背景に何があったのか。
1979年に県庁入りし、秘書課長や総務課長、秋田高校副校長、県教育次長などを歴任した石井氏は、2010年2月に当時1期目の穂積志市長が県から副市長に迎え入れた。2度の再任を経て、在任期間は今月で12年に上る。
石井氏は副市長として総務部や企画財政部、産業振興部などを担当し、市政の主要な実務を取り仕切ってきた。県と市が共同で進めてきた「あきた芸術劇場」の整備など、県との連携を重視する穂積市長の右腕として力を発揮。穂積市長は今回、市政の継続性や県とのパイプ役としての重要性を考慮し、石井氏を続投させる意向だった。
だが在任が長期にわたったことによる影響力の大きさを懸念する声は、市役所内外にあった。
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