母の意思継ぎ、美術館を再開 三河義太郎の日本画展示

会員向け記事
お気に入りに登録

三河義太郎の写真を手にする山崎さん。美術館内には作品約40点が並ぶ


 秋田県大仙市豊川の教員山崎久美子さん(62)が、自宅敷地にある小さな美術館を約8年ぶりに再開させた。かつて美術館を開いたのは母の錦子(きんこ)さん(88)。「たくさんの人に絵を見てもらいたい」。親子2代の思いが詰まった場所として再スタートを切った。

 山あいに臨む田沢湖、アサガオの前に座る舞妓(まいこ)…。2階建ての白い建物内に日本画約40点が並ぶ。いずれも、錦子さんの叔父で仙北市田沢湖出身の日本画家三河義太郎(みかわぎたろう)(1917~91年)の作品だ。

 義太郎が残した作品を多くの人に見てもらおうと、錦子さんが美術館をオープンしたのが95年。その後体調を崩し2013年から閉鎖していたが、山崎さんは自身が定年を迎えたのを機に、「義太郎や母の思いを引き継ぎたい」と再開を決意。一般社団法人三河義太郎記念美術館を設立し、昨年12月にリニューアルオープンを果たした。

 入場無料。予約制で日曜日のみ開館する。ホームページはhttps://mikawa-gitaro.org。予約、問い合わせはメールinfo@mikawa-gitaro.org

美術館で絵の講習会、次回は3月

美術館で行われたアート講習会=今月9日


 三河義太郎記念美術館は、小中学生を対象としたアート講習会を開いている。9日には親子6人が参加し、色鉛筆を使った塗り絵のこつを講師から学んだ。次回は3月、石に絵を描いて遊ぶ「WA ROCK(ワロック)」に関する講習会を予定している。

秋田の最新ニュース