遠い風近い風[小嵐九八郎]老いて夫婦旅
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今冬、コロナ禍が再燃するかもしれないとの予測もあり、その前に我がかみさんの家事労働への労(ねぎら)いを兼ね、3泊の小さな旅をした。
出発の前の日から、かみさんは家事からの束(つか)の間(ま)の解放も然(さ)ることながら、旅先の食事が何より楽しみらしく、腹が出ても目立たないワンピースを準備したり、観光案内の本で食べ物屋を調べたり、普段より忙しそうである。その姿を見て、夫たる俺も張り切らざるを得ない。
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