運転手が足りません 羽後交通、一部で休日運行取りやめも

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 秋田県南部を中心に路線バスを運行する羽後交通(横手市)が運転手不足に悩んでいる。この5年で約40人減り、一部路線で休日運行を取りやめる対応を余儀なくされた。担当者は「人員確保が進まなければ、さらに多くの路線に影響が出てしまう」と懸念する。

 「毎年7、8人が辞め、入社するのは3、4人。なり手がいない」。担当者が嘆く。路線バスの運転に必要な大型2種免許を持つ運転手は、5年前の約180人から約140人に減った。平均年齢は50歳以上と高齢化が進む。体力的な面などが退職の主な理由という。

 羽後交通は横手市や大仙市、由利本荘市などで路線バスを走らせるが、運転手不足を受けて昨年10月に急きょ対応を検討。「現状の便数を維持するのは困難」として横手市や県、秋田運輸支局と協議し、12月から横手市内の「大森線」「山内線」「朝日が丘・上台線」の3路線で土日祝日の運休を決めた。

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