【大曲梵天記】猛吹雪の中、黙して初詣

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1月1日 午前9時、梵天製作の作業場に会員約40人が「正装」して集まった。白いワイシャツはボタンダウン不可。そろいのネクタイを締め、ジャンパーとはんてんを着込む。下は黒のスラックスに黒の長靴と決まっている。

会員たちはこの日、梵天を奉納する諏訪神社に初詣に行く。「元朝(がんちょう)参り」と呼ばれる。大曲昭和五十六年会として初めて、はんてんを着て活動する日だ。

地域にぶさまな姿はさらせない


「外に出たら一言もしゃべってはいけません。私語厳禁です。地域の方にだらしないと思われることのないよう、お願いします」

儀式のとりまとめ役となる総括部長、高橋健太さんの声が作業場に響いた。みんなの背筋が伸びる。

街の人からは今年の年代会であることが一目で分かる。伝統と格式が重んじられる梵天事業。ぶざまな姿はさらしてはならない。

交差点では信号待ちする会員たち


作業場の出入り口のシャッターが上がった。横殴りの吹雪が会員たちの視界を遮る。気温は氷点下5・6度。帽子や手袋、ネックウオーマーの着用は認められない。

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