高硬度の新素材、17年経て製品化 秋田大と県が共同開発

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秋田大と県産業技術センターが2004年に共同で開発した超硬工具向けの素材(同センター提供)
秋田大と県産業技術センターが2004年に共同で開発した超硬工具向けの素材(同センター提供)

 秋田大学と県産業技術センター(秋田市)が共同開発した高硬度の素材が、京都市の機械工具メーカー「Kamogawa」(カモガワ、竹谷政利社長)が製造する切削工具の材料に採用され、販売されている。電気をかけて表面にダイヤモンド粒子を繰り返し接着させられるのが特長で、2004年の開発から17年を経て昨年、製品化された。

 共同開発したのは、炭化タングステンと炭化ケイ素を混ぜ、1650度以上の熱処理を施して仕上げた素材。カモガワはこれを使い、硬い金属に穴を開けたり削ったりする際に使う超硬工具を製造した。昨春の発売以来、金型製造業の数社に販売しているという。

 切削加工する際は、超硬工具の表面に電気をかけて粒子状のダイヤモンドを接着させることが多く、従来の素材では使用中に摩耗して剥がれ落ちれば再び付着させることができなかった。一方、秋田大などが開発した素材を使えば、5回程度までダイヤモンドを繰り返し電着させることができるという。これにより廃棄物の発生やランニングコストを抑えることが可能になった。

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