本隊接岸はいつ? 季節ハタハタ漁低調、高値にため息

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 産卵のため沿岸に集まるハタハタを取る、秋田県の「季節ハタハタ漁」は、10日現在も本格的な接岸がなく小売価格は高値の状態が続いている。ただ沖合の漁は豊漁が続いており、関係者は今後の本隊接岸に期待する。

 男鹿市の船川港で10日朝、平野太刀矢さん(83)の漁船が取ったのはわずかに雌2匹だった。「自分たちで食べるだけの量もない」。船川では先月下旬から漁船が季節ハタハタ漁を続けているが、1日の収穫はいずれも数匹単位。漁協への出荷に至っていない。

 県水産振興センターによると、県内の季節ハタハタの漁獲量は8日までに3・2トン。八峰町の八森漁港と男鹿市の北浦漁港で4日に初漁があり、このうち八森では6日までに約2トンが取れたものの、船川港以南は漁獲量がほぼゼロの状態だ。

 この影響で、県内の鮮魚店ではハタハタの高値が続いている。

 秋田市中通の秋田市民市場では、雌1箱(約3キロ)を8千~9千円台で売る店もあれば、7千円前後に値引きする店もあった。「川村鮮魚店」店長の川村斉さん(44)は「例年より半分程度しか買わない人も多い」。「安亀」店主の安田昭夫さん(70)によると11月下旬に売り始めた際は1箱1万5千円で、「魚を売って50年近く。1万円超えで始まった年はなかったのではないか」と話した。

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