北斗星(11月29日付)

お気に入りに登録

 首元を防寒した選手が白い息を吐く姿をプロ野球で初めて見た。ヤクルトとオリックスが延長十二回、5時間にわたって激闘を繰り広げた一昨日の日本シリーズ第6戦の光景だ

▼東京五輪、新型コロナ禍の影響で昨年に続き師走間近の試合日程となった。それまでの5試合が行われた二つのドーム球場に対し、神戸市のほっともっとフィールド神戸は山あいの屋外球場だ。気象庁の記録では試合終了の午後11時ごろ、同市の気温は7度だった

▼昨季までソフトバンクが4年連続日本一。ここ2年は連続の4連勝で巨人を退けていた。今シリーズは5試合が1点差、1試合が2点差と接戦、熱戦が続いた

▼オリックスの中嶋聡監督は北秋田市出身、高山郁夫投手コーチは大館市出身。一方のヤクルトは秋田市出身の2投手が活躍した。第3戦で中継ぎとして好投した石山泰稚投手、第4戦で先発の石川雅規投手がともに勝ち投手になった。いずれのチームを応援するか迷った方もおられよう

▼両チームは昨季、ともにリーグ最下位と低迷した。今季はオリックスが「最後まで諦めない」、ヤクルトは「絶対大丈夫」を合言葉に奮い立ち、日本シリーズ進出を果たした。その道のりの険しさを思えば今シリーズの名勝負もうなずける

▼ドラフト会議でオリックスは仙北市出身の小木田敦也投手(TDK)を指名。新戦力として活躍が期待される。諦めない中嶋監督が日本一を諦めるはずはない。来季の再挑戦が今から楽しみだ。

秋田の最新ニュース