地域に暮らし、地域を診る 東京から五城目へ移住の若手医師
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秋田で地域医療に携わろうと、今年の春に東京から五城目町へ移住した若手医師がいる。湖東厚生病院(八郎潟町)の内科医、漆畑宗介さん(33)だ。勤務医の仕事の傍ら、地域の高齢者らが集うサロンや催しに積極的に参加し、日頃の交流を通じて住民の健康づくりや病気の予防を支える。
漆畑さんは平日、水曜日を除いて湖東病院に勤務。土日の当番勤務も担当する。
水曜日はサロンなどの地域活動に参加。健康講話を引き受けることもある。地域で活動する時は「コミュニティドクター」の愛称を使う。
「五城目にはいろんな既存のコミュニティーがある。一町民として輪に加わり、できるだけ同じ目線で一緒に健康づくりを考えたい。医療、保健、介護など各機関との連携も深めたい」と話す。
静岡県熱海市出身で、秋田大医学部を卒業。秋田暮らしは2度目だ。学生時代に秋田が気に入り、卒業後は「必ず秋田に戻る」と公言。異なる環境で経験を積もうと、都内の病院で研修医になった。
東京の病院では、近隣の団地から搬送されてくる患者が多く、団地内の孤独死も問題となっていた。
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