【ルポ季節ハタハタ(男鹿)】「期待はそんなに」つれない漁師
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【男鹿支局長・藤原剣】27日午前8時40分ごろ、1隻の漁船が秋田県男鹿市の船川港に戻ってきた。

船を岸壁に係留した漁師が「初漁だー」と声を上げながら魚の入ったかごを台に置いた。
「おおっ」とカメラを向けたが、中にはヒラメやスズキ、ソイなどがちらほら見えるだけ。「ハタハタの姿は見当たりませんでした!」と漁師の声は明るいが、どこか残念そうでもある。
「初漁」の意味はよくわからなかったが、この船が定置網の様子を確認しに行ったのはきょうが初めて。そこにかかった魚だから「初漁」ということなのだろうか。