時代を語る・関登美子(18)邪宗門出演、武者震い

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昭和46年9月のベオグラード国際演劇祭でグランプリを受賞した「邪宗門」のポスター(テラヤマ・ワールド提供)
昭和46年9月のベオグラード国際演劇祭でグランプリを受賞した「邪宗門」のポスター(テラヤマ・ワールド提供)

 天井桟敷では毎月、定例総会があったんです。寺山修司さんをはじめ、劇団員、スタッフが全員参加し、今後の予定などを共有する。ある時、急に総会が招集され、そこで発表されたのが、ヨーロッパで好評だった「邪宗門」の日本凱旋(がいせん)公演。昭和47(1972)年1月30日、渋谷公会堂、収容人数3千人と聞き、どよめきの声が上がったの。

 〈邪宗門は46年、フランスやユーゴスラビアの国際演劇祭で絶賛された天井桟敷を代表する作品の一つ。劇場入りする観客を黒子が挑発しながらあおる演出や、扇情的なラストシーンなど当時の演劇の概念を覆すさまざまな仕掛けが試みられた。現実と虚構が入り交じった内容から、役者と観客、観客同士の小競り合いもたびたび起きた〉

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