TDK奥村、リード巧みなルーキー 都市対抗野球28日開幕
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社会人野球の日本一を決める都市対抗大会(28日開幕・東京ドーム)に、にかほ市のTDKが2年連続で挑む。新人ながら扇の要を任され、投手を中心とした守りの野球を支えているのが奥村幸太(23)。投手の持ち味を引き出す巧みなリードで、昨年なし得なかった勝利に導く。
都市対抗2次予選東北大会は、七十七銀行(宮城)を下した準決勝、JR東日本東北(同)に敗れた決勝といずれも投手陣が打たれた。奥村が「投手が得意とする速球を生かそう」とシンプルなリードに切り替えて臨んだ第2代表決定戦。鈴木大貴、小木田敦也の二枚看板にテンポよく投げさせ、きらやか銀行(山形)打線を1安打に抑えた。
2次予選の期間中は、相手打者の分析のために映像を何度もチェックし、夜眠ってからも捕手として球場に立つ夢を見たという。ここまで入れ込んだ大会は初めてで、プレッシャーがきつくて早く大会が終わってほしいと思ったほど。
配球の悩みは尽きないが、どんなに考えても「リードに正解はない」と話す。結果的に本塁を踏ませなければ、深く考えないリードでも褒められる。そんな奥の深いポジションだからこそ「捕手は楽しい」と笑みを浮かべる。
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