陸羽132号100年の礎(中)詩人の縁 生誕地をしのぐ愛着

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記念に植えた陸羽132号を刈り取る住民たち=9月3日、岩手県奥州市江刺稲瀬(菊池さん提供)
記念に植えた陸羽132号を刈り取る住民たち=9月3日、岩手県奥州市江刺稲瀬(菊池さん提供)

 現在の大仙市で100年前に誕生したコメの陸羽132号が、隣の岩手県で盛り上がりを見せている。今年、新たに栽培に取り組んだ団体もある。生誕の地以上に節目の年が注目されている背景には、岩手が生んだ詩人の存在がある。


 君が自分でかんがへた/あの田もすっかり見て来たよ/陸羽一三二号のはうね/あれはずゐぶん上手に行った/肥えも少しもむらがないし/いかにも強く育ってゐる/硫安だってきみが自分で播(ま)いたらう/みんながいろいろ云(い)ふだらうが/あっちは少しも心配ない/反当三石二斗なら/もうきまったと云っていい/しっかりやるんだよ


 宮沢賢治の「稲作挿話」の一節。1927(昭和2)年7月10日の作品である。

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