蓄電装置「リチウムイオンキャパシタ」の性能、大幅に向上 秋大研究グループ

有料会員向け記事
お気に入りに登録

 秋田大大学院理工学研究科の熊谷誠治教授(49)=電気電子工学=と、同博士後期課程3年、江口卓弥さん(27)らの研究グループが、「リチウムイオンキャパシタ」と呼ばれる蓄電装置の大幅な性能向上に成功した。熊谷教授によると「現時点で世界最高レベルの性能」。実用化には時間がかかるが、電気自動車や通信端末の品質向上が期待できるとしている。

熊谷教授らの研究グループが実験用に試作したリチウムイオンキャパシタ。円形部分の直径は約6センチ


 リチウムイオンキャパシタは小型電子部品の電源などに使われている。スマートフォンやタブレット端末に使用されるリチウムイオン電池より電気を瞬発的に出し入れする能力が高い。しかし、蓄えられるエネルギー量の少なさが欠点だった。

 熊谷教授と江口さんは正極と負極に使う電極材料を試行錯誤。正極に表面積の大きい活性炭、負極にシリコンを使用した結果、電気の貯蔵と放出が効率良くできると、昨年秋に分かった。

秋田の最新ニュース