投票へ行こう:さきとくアンケート 回答者の9割が…

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 秋田魁新報は31日投開票の衆院選に合わせ、「こちらさきがけ特報班」のLINE(ライン)登録者に、過去の選挙で何をきっかけに投票したかなどを問うアンケートを行った。回答した285人のうち、4割は初めて投票したきっかけを「国民の権利だから」と回答。家族など身近な人の存在が投票するきっかけになっている様子も浮かんだ。今回の衆院選は、9割近くが「投票に行く」とした。


 回答者の94・7%が20代までに選挙で初めて投票した。そのきっかけは「国民の権利だから行くべきと思った」が44・6%で最多。次いで「家族の影響」20・7%、「知人の勧めや声掛け」7・7%などだった。

 自由記述には「政治に文句があるなら、最低でも投票してから」(秋田市40代男性)、「政治に対する自分の意思表示が投票行動だから」(秋田市60代男性)、「投票は政治に参画するための貴重な手段」(県南20代男性)など、投票権の意義を踏まえた言葉が多かった。

 中には「国民としての義務だから」(県央50代女性)、「政治に不満があっても投票の義務を果たさない人は文句を言う資格はないと思う」(秋田市50代女性)との声もあった。

 親など家族の言葉や姿が投票につながっているという声もあった。「国民の権利だということを祖父から教え込まれ、行くのが当たり前だと思っていた」(県央40代女性)、「政治に期待する肉親の姿が印象的で、私もいつかそんな大人になりたいと考えた」(秋田市50代女性)

 今回の衆院選では88・4%が投票に行くと回答。暮らしや日本の将来を良くしたいとの意見が多かった。


 「地方創生と言われるが何も変わらない。地方、弱者に寄り添ってくれる候補者を精査したい」(県南50代男性)、「政党の取り組みが直接生活に反映する。公約を見聞きし、しっかり1票を投票したい」(県南40代女性)、「子育て、高齢者福祉、エネルギー問題など、日本が抱えている大きな問題は真っ先に秋田県がぶつかる課題。県民の民意をくみ、国政に反映してくれる候補者に投票したい」(秋田市40代女性)―。

 次の世代を意識した答えも目立った。

 「子どもに選挙というものを教えたい」(県南50代男性)、「自分や子どもの未来のために考えて投票しに行きたい」(秋田市30代女性)、「投票しないことは自分たちの暮らしを取り巻く全てに白紙委任状を出すことと同じ。自分たちの社会を人任せにしない姿勢を子どもたちにも見せたい」(秋田市40代女性)

 新型コロナウイルス流行後に行われる初の総選挙に対し「コロナ対策、経済回復などの国難がどうなるかについての大切な選挙だ」(県南50代女性)、「コロナ禍で経済が落ち込んでいる。経済を活性化させてくれそうな人などを選ぶ」(秋田市70代女性)など、未曽有の災禍への対応を注視する意見も目立った。

 投票に行かないと答えたのは3・9%。5・6%は「決めていない」、2・1%は無回答だった。

 投票に行かないとした人からは「誰がやっても政治家目線の政治にしかならない」(秋田市50代女性)や、「生活に影響を与えるような変化を伴う選挙にはならないから」(秋田市40代男性)など、政治への諦めを感じさせる意見もあった。

若い世代、投票する理由に「自覚」「不安」


 投票率が特に低い世代である18、19歳や20代も回答した。大半が「衆院選の投票に行く」と回答し、今後を背負う世代としての自覚や不安もにじんだ。

 18、19歳は2人、20代は19人の計21人が回答し、全体の7・4%だった。今回の衆院選で投票すると答えたのは18人(85・7%)。「国民の権利であり、国政に自分の声を反映させるため」(秋田市20代男性)といった意見が多く上の世代と同じ傾向だった。

 「少しでも反映されてほしいという気持ちから。自分が歳いった時、日本の経済を良くするため」(秋田市20代女性)、「たったの1票だとしても、自分の声を日本の今後の政治に反映させたいと思うから」(秋田市20代女性)など、自分が暮らす国の将来を真剣に考えた意見も寄せられた。

 アンケートは14日午後7時から17日正午に実施。性別、年齢、居住地、初めて投票した年齢ときっかけ、今回の衆院選は投票に行くかを選択式で答えてもらったほか、投票したきっかけのエピソードと投票する理由を自由記述で尋ねた。

 回答者285人のうち、回答の男女比はほぼ同数。年代は18、19歳から80歳以上までと幅広く、50代が26%、40代22・1%、60代18・6%の順に多かった。

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