大館のドーム集団接種、対策室長「密を避け効率的に実施」

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 秋田県大館市が6月12日からニプロハチ公ドームで行っていた新型コロナウイルスワクチンの集団接種が今月22日に終了した。土日祝日に計16回行い、人口約7万人の77%に当たる約5万4千人の接種完了を後押しした。県内最大規模の集団接種をどう進めたか、市新型コロナワクチン接種対策室の安保透室長(62)に聞いた。

 ―ニプロハチ公ドームを集団接種会場にした経緯は。

 「市立総合病院の吉原秀一院長が提案した。ドームは多くの人が集まっても密にならない広さがある。2月に対策室を設置した後、市内の医師らでつくる市予防接種会議で4月に3千~4千人規模で始めることを確認した。実際にはワクチンの到着が遅れたので6月12日からになった。対策室職員は規模を聞いて驚いたようだ」

 ―準備も早かったのか。

 「市が病院を設置し、医師や看護師らを雇用していることが大きかった。日頃連携している大館北秋田医師会や秋田労災病院と共に取り組んだ。医療従事者が、一日でも早く市民にワクチンを打つという意識を共有していた」

ニプロハチ公ドームで行われた大館市の集団接種=6月12日


 ―6月12日の初回は、65歳以上の高齢者約4千人に接種した。やはり手探りの面は多かったか。

 「会場には受け付け待ち、予診待ち、経過観察と人が滞留する場が3カ所あった。人を均等に動かすため、座席数や受け付け体制を調整する必要があった。4、5月に市立総合病院で、1日で90歳以上の500人に接種しており、この経験を生かして接種のペース、人員の配置、車椅子利用者への対応などを確認できた」

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