夏休み明け学校内での感染拡大懸念 授業再開、対策徹底を
会員向け記事
お気に入りに登録
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、秋田県内の学校は順次夏休みが明け、授業を再開している。「感染が広がるのではないか」「授業を再開して大丈夫か」―。対策に追われる学校現場からは、不安の声も上がる。
「感染が広がっているこのタイミングで再開すれば、学校から家庭にコロナが波及することも考えられる」。県央部の小学校長は語る。
この学校ではお盆明けから、児童や家族が濃厚接触者になるケースが増えているという。校長は「8月いっぱい学校を休みにした方がいいのではないか」と悩む一方、「休校によって子どもたちの教育活動を止めたくない」。マスク着用と消毒の徹底、学年ごとに行事を分散開催―といったこれまで通りの対策を続けるしかないと考えている。