教育2021:道徳の今 正解ない教科、模索続く
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「考え、議論する道徳」を目指す文部科学省の方針の下、道徳は2018年度に小学校、翌19年度に中学校で「教科」となった。明確な答えのない道徳の授業は、現場でどのように進められているのか。
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今月8日、秋田市桜の桜小学校の6年2組の教室で道徳の授業が行われていた。
「生きるために(生き物を)食べるってどういうこと?」。五十嵐弘輔教諭(25)が問い掛ける。「かわいそう」「食べないと生きていけない」「仕方ない」。子どもたちがそれぞれ意見を言い、教諭が板書していく。教材は、知床を舞台にした読み物「命の旅」。厳しい冬を乗り切るため、動物が他の生き物を食べる姿が描かれている。
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