教育2021:統廃合の行方(下) 小規模校での学びの可能性
有料会員向け記事
少子化を背景に、学校統廃合が進む秋田県内。小規模校が次々と姿を消す中で、存続の手だてを探る事例もある。このまま統廃合を進めていくのか。ほかに道はないのだろうか。
小規模校でのよりよい学びを模索する自治体が県内にある。

4月末、北秋田市の阿仁地域にある大阿仁小学校(児童17人)。5、6年生計8人が同じ教室で算数の授業を受けていた。吉田聖子教諭(58)が5年生に問いを投げ掛け、児童が答える。それと同時進行で、6年の児童には担任の佐藤範敦教諭(51)が教えていた。
北秋田市、複式学級指導専門の「特任教諭」導入
吉田教諭は県内でも北秋田市にしかいない「小規模校特任教諭」。小学校の複式学級での指導を専門とする。
吉田教諭と担任の佐藤教諭は2人で一緒に複式学級を指導している。授業中の子どもの「待ち時間」や学びのむらをなくすためだ。
お気に入りに登録
シェアする
この記事は有料会員限定です
(全文 2046 文字 / 残り 1682 文字)
電子版を有料購読すると
秋田のニュース・話題をナンバーワンの情報量で。秋田に関わるあなたの仕事や暮らしに役立つ情報満載です。
- 有料会員向け記事が読める
- 各種メールでニュースを見逃さない
- 新聞併読コースならデジタル紙面が読める