地方点描:募る危機感[鹿角支局]

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 「伝統芸能を後世に伝えていく上で危機感が増大している」。鹿角市の花輪ばやし祭典委員会の阿部義弘会長(65)が語る。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、8月19、20日に予定していた10町内による屋台合同運行の中止を発表した際の言葉だ。2年連続での中止は、苦渋の決断だっただろうと思った。

 屋台の合同運行は、担い手たちが伝承曲を太鼓や笛、三味線で演奏しながら市中心部を練り歩く祭りのメイン行事。危機感を募らせる理由は、中止が続くと担い手が演奏を披露する機会が減ったり、祭りの熱気を感じられなくなったりして、行事への関心が低下する恐れがあると捉えているためだ。

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