カンボジアの真実(5)社会活動家暗殺事件 政治的動機の疑惑残る

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 2016年7月10日。カンボジアの首都プノンペンの街を、雨期の曇り空が覆っていた。日曜朝。自宅で朝食をとっていた私に、知人から衝撃的な知らせが入った。カンボジアで最も著名な政治評論家であり、社会活動家でもあるケム・レイ氏が、行きつけのカフェで銃撃され、亡くなった―と。45歳だった。

 私はすぐにバイクで5分ほどの現場へ向かった。ケム・レイ氏を慕う市民が数多く集まり、周辺には叫びと嘆き、怒りが渦巻いていた。群衆の視線の先には、亡きがらが横たわっていた。

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