時代を語る・中村征夫(10)黒い「半魚人」と遭遇

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20歳の頃、千葉県館山市で
20歳の頃、千葉県館山市で

 神奈川の真鶴(まなづる)岬に通って3度目のことだった。

 岸から50メートルほど沖に岩場があったから、「よし、今日はあそこまで泳いでみるべ」と考えた。水中眼鏡を着けて底をのぞき見しながら、必死に息継ぎをして進んだ。当時は足ひれもなかったから、やっとの思いで岩場にたどり着いた。ヘトヘトに疲れ果て、しばらく岩の上で休んでいたんだ。

 そしたら目の前に泡がボコボコボコ…。「何だこれは。潜水艦でも浮いてきたべが?」。びっくりして尻込みしたら、真っ黒な半魚人みたいなのが水面にぽこっと顔を出した。たまげて腰を抜かしそうになったよ。

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