阿部雅龍の南極冒険記(5)悪魔が笑う、クレバス

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ヒドゥンクレバスを覆う雪は少し青く見える。割れ目に沿って踏み抜かないよう、細心の注意を払って歩く(1月3日撮影)
ヒドゥンクレバスを覆う雪は少し青く見える。割れ目に沿って踏み抜かないよう、細心の注意を払って歩く(1月3日撮影)

 極地冒険家を震え上がらせる奈落の底への入り口、それがクレバスだ。スタートから40日余りが過ぎた1月初旬、標高2500メートルを越えた辺りにあるクレバス帯を通過する際には肝を冷やした。

 南極は大陸全体が平均で厚さ約2千メートルの氷に覆われている。氷床と呼ばれるこの広大な氷の層は、標高の高い内陸から低い沿岸に向かってゆっくりと動いており、地形によってはひずみが生じて割れる。この割れ目をクレバスと呼ぶ。

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